英語力アップ 読書

シェイクスピアの翻訳読み比べ

2018年4月30日

The Globe Theatre. photo by Matthew Kirkland from Flickr: CC



久しぶりに読むシェイクスピア作品集

7月末から8月中旬にかけて、ロンドンに2週間あまり滞在することになっている。とくに仕事らしい仕事もないので、博物館や美術館に行ったり、シャーロック・ホームズゆかりの「聖地」巡りなどをしたいと思っている。夜はミュージカルやオペラなどを鑑賞したい。そのついでに、せっかくなので本場のグローブ劇場でシェイクスピアの劇を鑑賞しようかと思っている。

シェイクスピアの戯曲は、学生時代から何度となく読んではいるのだが、昔のことゆえ、あらかた忘れてしまった。この機会に原書と翻訳を時間の許す限り多く読んでおきたいと思う。最近では、読みやすい新訳が次々と出版されているようで喜ばしい限りだ。特に評判がいいのは、松岡和子訳(ちくま文庫)と河合祥一郎訳(角川文庫)のようだ。

この2つの訳は、福田恆存、小田島雄志訳など、かつて評判が高く、私自身も親しんだことのある旧訳と比べて、原文にどのように近づき、かつ読みやすくなっているのだろうか? 本ブログのテーマにもふさわしい問題なので、Kindleで入手可能な6種類の翻訳および原書を入手して、主な作品について比較分析を試みたいと思う。

比較対象として選んだのは、過去50年間に出版された次の6冊である(『ハムレット』の場合)。

訳者出版社初版刊行年
福田恆存訳新潮文庫1967年
小田島雄志訳白水uブックス1983年
松岡和子訳筑摩Books1996年
野島秀勝訳岩波文庫2002年
河合祥一郎訳角川文庫2003年
安西徹雄訳光文社古典新訳文庫2010年

400年以上前の劇作家なのに、ここ50年の間だけでも6冊もの翻訳が出ているのは凄いと思う。

しかし、翻訳本を読んだだけでは、シェイクスピアを十分に楽しむことはできない。また、原書テキストのもつ独特の韻律を楽しむこともできない。本当の楽しみ方は、原書なり翻訳のテキストを用いた舞台を見ることだろう。

最近の舞台は、松岡訳か河合訳を台本として使っているようだ。その舞台をできれば見に行きたいものだ。私にとっては、8月にロンドンのグローブ劇場で原テキストを用いた「ハムレット」を見ることが予定されているので、そこでの舞台を最大限に楽しめるような、事前の準備をしておきたいと思っている。

YouTubeのaudiobookで楽しむシェイクスピアの「ハムレット」

そこで、いろいろとリサーチしたあげく、YouTubeにアップされている、シェイクスピア作品のaudiobookを聴きながら、翻訳を読み比べるのがいちばんいいという結論に達した。例えば、私が観る予定の「ハムレット」については、次のようなYouTubeのaudiobook(パブリックドメイン)のサイトがある。


これを流しながら、6種類の翻訳を一つ一つ読み進めていくのだ。そうすれば、オリジナルテキストの文章、韻律にもっともふさわしい翻訳を見つけることができるのではないだろうか?

ただし、このaudiobookのナレーターはクセが強く、かなり抵抗を感じる。そこで、他にいいaudiobookはないかと探した結果、次のaudiobookのほうが、発音も自然で聞き取りやすく、日本人向きであることがわかった。act1からact5に分かれており、次に示すのはact1である。

これからロンドンに行くまでの3ヶ月間、YouTubeのaudiobookと翻訳本を同時並行的に読み比べながら、シェイクスピアの主要作品を再読破したいと思う。

YouTubeで楽しむ、もう一つの「ロミオとジュリエット」

「ロミオとジュリエット」は、シェイクスピア作品の中では、もっとも人気がある。それだけに、YouTubeでも、さまざまなaudiobookが提供されている。とくに気に入ったのは、次のサイトだ。actごと、さらにsceneごとに、audioとtextがシンクロして表示されるのだ。これなら、原文テキストを手にしていなくても、画面と音声でオリジナルのRomeo & Julietを英語で楽しむことができる。

比較の結果は?

以上の方法で、原書のaudiobookを聴きながら、6つの翻訳テクストを読み比べてみた。その結果、「ハムレット」に関する限り、原書の内容と韻律をもっとも正確かつ自然な形で伝えていたのは、河合祥一郎訳だった。他の戯曲についても、主として河合訳を参照しながら、原書のテクストとaudiobookを読み進めて行きたいと思う。

長期連載:デジタル・ツールで海外旅行をフルに楽しむ法(旅行前篇)

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最近ではネットのおかげで、自分で企画を立て、航空券やホテルの予約もオンラインのサイトで行い、お安く海外旅行を楽しむことができるようになりました。現地での小旅行やイベント参加も、かつてはパック旅行のオプションを選択するしかなかったのですが、今ではやはりネットで提供されている現地の添乗員同行ツアーを自分で申し込むことができますし、劇場のチケットなども、座席指定でオンライン予約することができます。ただ、こうした一連の準備作業は必ずしも簡単ではありませんし、きちんとしたドキュメントで整理、保存するのは容易ではありません。このブログでは、この「海外旅行プランをしっかりと管理するための情報収集、整理法」を、できるだけ詳しく、かつ分かりやすく紹介したいと思います。

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OneNoteのいいところは、さまざまなテーマでノートブックをつくり、「セクション」「ページ」「サブページ」という階層構造で情報を収集、整理、保存できることにあります。実際に「2020年パリ旅行」のOneNoteノートブックを作成していきましょう。最初に、このノートブックで収録すべき大項目を「セクションの追加」で作成しておきます。

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Evernoteの魅力は、Webページの内容を、もとのサイトそのままにコピーできることにあります。OneNoteのように、ページ全体をクリップすると画像ファイルに変換してしまうという問題もありません。「パリ観光」という大きなタグの下に観光に関連したタグを並べ、それぞれと関連の深い、参考になるWebページを精選して取り込めば、書籍よりも新鮮で実用性の高い「Evernote版パリ観光ガイドブック」が出来上がるでしょう。

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WebページをEvernoteに取り込んで、自分だけの海外旅行ガイドブックを作るのは楽しいですが、クリッピングの作業が面倒な上、もとのWebページが更新されても、それを反映させることができません。そこでWebページを効率的にに収集し、容易にアクセスするためのツールとして、ブラウザのブックマークを編集して使う方法がおすすめです。

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Googleマップは、海外旅行をする人がいちばんお世話になるスマホアプリの一つですから、その使い方を知らない人はあまりいないと思います。けれども、Googleマップの重要な機能の一つである「マイマップ」を海外旅行のツールとしてフルに使いこなしている人は少ないのではないでしょうか?ここでは、「マイマップ」が海外旅行プランの作成においていかに役立つツールかを、わかりやすく、かつ詳しくご紹介したいと思います。実際にパリを事例として作成した旅行用マイマップもお見せします。

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ノートブックアプリOneNoteに、自分にとって必要なパリの情報だけを編集して「パリ・ガイドブック」というノートブックあるいはセクションを作って持っていけば、旅行中に大いに役立つのではないでしょうか。Kindle、honto、Koboなどの電子書籍は、好きな箇所だけをコピーして、OneNoteの好きな部分に「貼り付ける」ことが簡単にできますから、自分流「パリ観光ガイドブック」をOneNote上に簡単に作ることができます。

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本記事では、YouTubeの「再生リスト」機能を最大限に活用して、海外旅行の観光に関する好きな動画を、テーマ別に「再生リスト」として登録し、これをオフラインのOneNote、マイマップ、ブラウザのブックマークに階層メニュー方式で取り込む方法を、YouTube登録の段階から順を追って、わかりやすく紹介したいと思います。完成までしばらくお待ち下さい。

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海外旅行に役立つ最新ニュースや最新の現地情報は、登録したTwitterのタイムライン上に流れていますが、IFTTTというアプリを使えば、「お気に入り」(いいね!)に登録したTweetだけを、OneNoteのページに自動的に保存することができます。

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かつては、海外旅行のガイドというと、紙のガイドブックと地図を片手に歩きまわったものですが、今や多くの観光客はスマホやタブレットを片手に、アプリに入れた地図や路線図やグルメ・アプリ、美術館ガイドのアプリなどを見ながら、自由自在に観光を楽しむことができるようになっています。この記事では、「パリ観光」を例として、観光旅行を目一杯楽しむために役立つiPhoneやAndroidのスマホ・アプリと、その使い方を紹介したいと思います。

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