OneNote活用術 電子書籍

OneNoteとKindleでつくる自分だけの電子ブック

2019年5月29日

デジタル化が開いたノートブックの新しい可能性

今の中高年層が学生だった1980年代以前は、アナログ時代で、ノートブックは紙製で、そこに載せる情報は手書き文字プラス紙の資料を貼り付けるという形式でした。一度作ったノートブックの内容は修正できず、新しいノートブックを追加することで情報の更新をはかっていました。ノートブックのどこに知りたい情報があるかは、記憶に頼るしかありませんでした。

あれから40年が経ち、いまやデジタル時代真っ盛り。学生や生徒たちは学校の授業のためにノートを持っていますが、これは明らかに時代遅れになっています。一部の私立学校では、iPadをベースにした「ロイロノート」などのデジタルノートブックを全生徒に持たせ、先生方も工夫した教材を作成して、生徒の持つデジタルノートブックに送るようになっています。

学校教育という枠に縛られない一般のネットユーザーは、紙のノートをすべて廃棄して、PC、タブレット、スマホのウェブサイトやKindle、電子雑誌、PDF文書などに載せられたデジタル情報を「コピペ」して、これら複数のデバイスにクラウドで「共有」された「ノートブック」アプリ上に、自分だけの電子ブックを作成することができるようになっています。デジタル情報のコピペは一瞬で行えるため、電子ブックの制作も、きわめて短時間でできるようになっています。こうした電子ブックは、WordPressなどで公開しない限り、著作権にふれることもないため、ネットでつながるすべてのデジタル情報に自由にアクセスし、これを自分だけのオフラインの電子ブックのリソースとして活用することができます。

このようにオフライン非公開の形で電子ブックを制作することには、どんな意味があるのでしょうか?

それが直接的な利益を生むことはもちろんありません。ほとんどがコピペでできているノートブックであれば、創造的作品としての価値もないでしょう。けれども、私達が紙のノートをつけているのと同じように、さまざまな情報を整理し、記憶を定着させ、体系的なデータベースを構築する上では、途方もなく大きな価値があると私は考えています。いわば、究極の学習ツール。それが、完全デジタルノートブックの存在意義だと思うのです。

デジタルノートブックとしてのEvernoteの評価

「デジタルノートブック」といえば、すぐに思い浮かぶのはEvernoteでしょう。私自身、数年前まではもっぱらEvernoteをデジタルノートブックとして利用していました。けれども、Evernoteに情報を入れれば入れるほど、ブックの中が「ゴミの山」状態のようになり、いわば「放ったらかし」になってしまいました。これは私の使い方が悪かったのかもしれませんが、私にとって「理想的なノートブック」とはかけ離れたものであったことは事実です。いったい、何が悪かったのか?それを反省する意味でも、ここでもう一度、Evernoteを「デジタルノートブック」という視点から評価しておきたいと思います。

ほとんどの情報を「ノート」としてクラウドに取り込める

Evernoteの特徴は、ウェブページ、メモ、写真、音声、地図など、ほとんどすべての情報をフラットな「ノート」としてクラウドに同期させることができることにあります。カメラや連携アプリを使えば、手書きメモやレシート、名刺なども簡単にEvernoteに取り込むことができて便利です。

動画を除いてほとんどあらゆる情報を簡単にデジタル化してEvernoteに簡単に取り込めるのは本当に便利ですが、裏を返せば、なんでもかんでもEvernoteに取り込んだ結果、Evernoteのノートブックが「ごみ溜め」状態になってしまうという危険性があるということです。確かに、Evernoteはこの問題を解決するために、「タグ」による整理や、強力な「検索」機能が備わっています。これらを活用すれば、目的の情報を見つけるのは容易になるかもしれませんが、私自身はこの2つともあまり使うことはありませんでした。

「ノートブック」による情報整理

Evrnoteユーザーがもっともよく活用しているのは、「ノートブック」の作成ではないでしょうか。これは、情報の「ジャンル」あるいは「大テーマ」といえるもので、文書のアナロジーでいえば、「キャビネット」あるいは「フォルダ」に該当する情報単位といえるでしょう。ウェブページをキャプチャするときも、保存先として、ノートブックがよく使われています。ただし、自分の扱っている情報が非常に多岐にわたる場合には、「ノートブック」の数が膨大になり、収拾がつかなくなる恐れがあります。そのために、複数のノートブックを「スタック」にまとめて整理することもできますが、スタックによる整理は面倒で、煩わしく感じられます。かといって、「タグ」による整理は、私にはあまり馴染めなくてほとんど使うことはありませんでした。

Evernoteの問題点

Evernoteによる情報整理術の問題はどこにあるのでしょうか?それは、ひとことでいうと、「ノートブック」と「ノート」、あるいは「タグ」と「ノート」という2次元の階層で情報を整理している点にあるのではないか、という気がします。もうひとつは、「なにもかもクラウドにぶち込む」という発想のため、旧来の書籍による情報整理に慣れてきたユーザーの持つインターフェイス像からかけ離れたものになっていることも指摘できるかと思います。

旧来の書籍による情報整理とは、「書籍(ノートブック)」「タイトル」「章(セクション)」「ページ」という3〜4重の階層構造をもったノートブックのことです。これをデジタル世界で実現したのが、以下で紹介するOneNoteです。このソフト(アプリ)も、Evernoteと同様に、クラウドに情報が同期され、また動画をふくむほとんどあらゆる情報をデジタル化して保存することができます。しかも、クラウド部分を除くと、無料で入手することができます。WordやExcelなどのMicrosoft Officeのユーザーなら、OneNoteを活用しない手はないと思います。本ブログでは、OneNoteとデジタルリソースを組み合わせることによって、いかに効率的に有用なデジタルノートブックを制作することができるかを、豊富な実例を交えて紹介したいと思います。

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長期連載:デジタル・ツールで海外旅行をフルに楽しむ法(旅行前篇)

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最近ではネットのおかげで、自分で企画を立て、航空券やホテルの予約もオンラインのサイトで行い、お安く海外旅行を楽しむことができるようになりました。現地での小旅行やイベント参加も、かつてはパック旅行のオプションを選択するしかなかったのですが、今ではやはりネットで提供されている現地の添乗員同行ツアーを自分で申し込むことができますし、劇場のチケットなども、座席指定でオンライン予約することができます。ただ、こうした一連の準備作業は必ずしも簡単ではありませんし、きちんとしたドキュメントで整理、保存するのは容易ではありません。このブログでは、この「海外旅行プランをしっかりと管理するための情報収集、整理法」を、できるだけ詳しく、かつ分かりやすく紹介したいと思います。

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OneNoteのいいところは、さまざまなテーマでノートブックをつくり、「セクション」「ページ」「サブページ」という階層構造で情報を収集、整理、保存できることにあります。実際に「2020年パリ旅行」のOneNoteノートブックを作成していきましょう。最初に、このノートブックで収録すべき大項目を「セクションの追加」で作成しておきます。

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Evernoteの魅力は、Webページの内容を、もとのサイトそのままにコピーできることにあります。OneNoteのように、ページ全体をクリップすると画像ファイルに変換してしまうという問題もありません。「パリ観光」という大きなタグの下に観光に関連したタグを並べ、それぞれと関連の深い、参考になるWebページを精選して取り込めば、書籍よりも新鮮で実用性の高い「Evernote版パリ観光ガイドブック」が出来上がるでしょう。

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WebページをEvernoteに取り込んで、自分だけの海外旅行ガイドブックを作るのは楽しいですが、クリッピングの作業が面倒な上、もとのWebページが更新されても、それを反映させることができません。そこでWebページを効率的にに収集し、容易にアクセスするためのツールとして、ブラウザのブックマークを編集して使う方法がおすすめです。

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Googleマップは、海外旅行をする人がいちばんお世話になるスマホアプリの一つですから、その使い方を知らない人はあまりいないと思います。けれども、Googleマップの重要な機能の一つである「マイマップ」を海外旅行のツールとしてフルに使いこなしている人は少ないのではないでしょうか?ここでは、「マイマップ」が海外旅行プランの作成においていかに役立つツールかを、わかりやすく、かつ詳しくご紹介したいと思います。実際にパリを事例として作成した旅行用マイマップもお見せします。

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ノートブックアプリOneNoteに、自分にとって必要なパリの情報だけを編集して「パリ・ガイドブック」というノートブックあるいはセクションを作って持っていけば、旅行中に大いに役立つのではないでしょうか。Kindle、honto、Koboなどの電子書籍は、好きな箇所だけをコピーして、OneNoteの好きな部分に「貼り付ける」ことが簡単にできますから、自分流「パリ観光ガイドブック」をOneNote上に簡単に作ることができます。

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本記事では、YouTubeの「再生リスト」機能を最大限に活用して、海外旅行の観光に関する好きな動画を、テーマ別に「再生リスト」として登録し、これをオフラインのOneNote、マイマップ、ブラウザのブックマークに階層メニュー方式で取り込む方法を、YouTube登録の段階から順を追って、わかりやすく紹介したいと思います。完成までしばらくお待ち下さい。

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海外旅行に役立つ最新ニュースや最新の現地情報は、登録したTwitterのタイムライン上に流れていますが、IFTTTというアプリを使えば、「お気に入り」(いいね!)に登録したTweetだけを、OneNoteのページに自動的に保存することができます。

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かつては、海外旅行のガイドというと、紙のガイドブックと地図を片手に歩きまわったものですが、今や多くの観光客はスマホやタブレットを片手に、アプリに入れた地図や路線図やグルメ・アプリ、美術館ガイドのアプリなどを見ながら、自由自在に観光を楽しむことができるようになっています。この記事では、「パリ観光」を例として、観光旅行を目一杯楽しむために役立つiPhoneやAndroidのスマホ・アプリと、その使い方を紹介したいと思います。

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